来客応対マナーの基本

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ビジネスで求められる来客応対マナー

会社への第一印象に大きな影響を与える来客対応。
最高のイメージを相手に与えることが大切です。
ここで対応を間違うと、会社に大きな損害を与えることも考えられるほど重要な場面です。
そこで、今回、来客対応マナーの基本について、改めて見直していきたいと思います。

来客応対マナーの基本　声掛け

来客応対マナーの基本は挨拶からです。
挨拶はどんな場面でも基本です。
そんな基本的な挨拶を笑顔で行うことが来客対応マナーの基本中の基本となります。
お客様はお見えになったら、笑顔で「いらっしゃいませ」とお声がけを行います。
お客様に気付いたら、どんな状態でもまずは、「いらっしゃいませ」と声をかけ、お客様のお話を聞く体制を整えます。
可能であれば、椅子から立ち上がり「いらっしゃいませ」とお声がけした方が、より高印象です。
来客対応マナーがなっていない会社では、受付がおしゃべりに夢中でお客様に気付かない場合や社員がジロジロとお客様を見るだけで誰も声をかけないといったことがあります。
これでは、お客様は不快でしかありません。
絶対にそのような対応だけは行わないようにすることが大切です。
「いらっしゃいませ」のあとは、「どちらにお取次ぎいたしましょうか？」とお客様の要件を確認します。
その際、名前を名乗っていない場合は、そのまま、案内するのではなく必ず「恐れ入りますが、お名前頂戴できますでしょうか」と確認します。
面倒だから、どのように聞けばいいかわからないなどといった理由で、名前を確認せずに案内することは避けなければいけません。
場合によっては、既に誰かが受付を行っているのか、それとも、誰も受付を行っていないのか迷うお客様もいらっしゃいます。
そのような場合は、無視をすることなく、「いらっしゃいませ、ご用件は伺っておりますでしょうか？」と確認します。

来客応対マナーの基本　ご案内とお見送り

次にご挨拶が済んだお客様は、どのようにご案内すれば良いのでしょうか。
廊下を通り応接室や会議室にご案内する際の立ち位置は、お客様は中央に。
そして、自分はお客様の2、3歩前を歩き、お客様を気遣いながらご案内します。
その際、自分自身は中央に歩くのではなく廊下の端を歩くようにします。
基本はお客様の右側を歩きますが、海外ではお客様の左側を歩くと言われています。
また、応接室や会議室にお客様をご案内する前に必ず部屋の確認を行います。
テーブルは綺麗な状態か？
などを確認し、あらかじめ電気をつけエアコンの温度調整も行っておきます。
そして、お客様に座って頂く席は、もちろん、上座です。
応接室や会議室の状況によって多少、異なる上座。
基本的には入り口から遠い席となりますが、不安な場合は必ず確認しておくことをおすすめします。
お客様を席にご案内する際は、上座を指し「どうぞ、お掛けになってお待ちください。」とご案内します。
お客様が退室され、お見送りをする際、迷うのが「どこまでお見送りが必要か？」という点です。
一般的にお見送りはエレベーターまでと言われています。
エレベーターのボタンを押し、エレベーターが到着したら、「どうぞ」とご案内します。
その後、「ありがとうございました。」とお礼の言葉と一緒にエレベーターの扉が閉まるまでお辞儀をして終了です。

まとめ

以上が来客対応マナーの基本となります。
とにかく、第一印象が大切な来客対応。
そのため、常に身だしなみには注意し笑顔で対応することを心掛けることが大切です。
その上で、基本の来客対応マナーを心掛け、時には臨機応変な対応も必要です。
このような来客対応マナーには、ある程度、慣れも必要です。
実践あるのみと考え、積極的に来客対応を行うことでスムーズに来客対応を行うことが可能になることと思います。

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